触りだけ触れてみた

浅すぎるブログ。

歯医者行ったら麻酔山ほど打たれた

先日から歯科に通っている。僕の行く歯医者は腕の良い先生である。不満は一つもない。そう、麻酔を乱用すること以外は…

 

初めて行ったのは今年のお盆前だ。ご飯を食べてるときに徐々に痛み始めた歯が激痛に変わり、何も食べられなくなってさぁいよいよ餓死するぞって時にたまたま家の近所にある歯医者を発見した。

 

7,8年ぶりくらい歯科に入ってびっくりした、え、めっちゃキレイやん…まず玄関からめっちゃキレイ。なに?神殿?テンポゥ?待合室もキレイだしソファはめっちゃふかふか。王族みたい。受付はおばちゃんだけどすごく品が良い。僕の中で歯科の受付はツンツンツンツンデレくらいのイメージだったけど、このおばちゃんは正に現代のマザーテレサかナイチンゲールか。でもできればキレイでボインなお姉さんがよかったです。

 

話がそれた。今回はいかに僕が通っている歯科の先生が素晴らしいかを改めて力説したい。まずダンディ。イケメンではないけど優しそうな笑顔とヒゲが似合う阿部寛みたいな人だ。言い過ぎた。山田ルイ53世くらいかもしれない。ルネッサーンス。

冒頭に書いた通り腕も良い。何も食べられないほどに痛かった歯がわずか30分ほどの治療のあとは全く痛みがなくなっていた。

 

問題があるとすれば、麻酔を使いすぎることくらいだ。まず治療の前に麻酔。これはいい。多分どこの歯医者でもやってる。次に歯を削り始めて少しするともう一度麻酔。久しぶりに歯医者に来ている僕はこんなもんかな?と思い、治療を続行してもらう。虫歯をとっているのだ。治療中に歯が痛むこともある。そんな苦痛に耐えている僕の顔に気づいた先生は必ずこう言うのだ。

 

「大丈夫?麻酔追加するね」

 

追加。3度目の麻酔。追いオリーブオイルならぬ追い麻酔だ。速水もこみちかお前は。こうなってくるともはや口の中の感覚は無いに等しい。書いてて思ったんだけど、治療のあと歯が痛く無くなったのは先生の腕じゃなくて麻酔のおかげなんじゃないか…?

 

毎回こんな感じで麻酔を追加してくるもんだから、僕はこれ以上麻酔を打たれないように必死で平気なふりをして治療を受け続けた。「痛かったら左手をあげてくださいね」は僕にとって「もう一本(麻酔)いっとく?」にしか聞こえない。

 

そんな歯の治療もつい先日終わりを迎えた。「はい、これで終わりです。最後にうがいしてくださいね」先生の言葉に寂しさを覚えながら含んだ水は、麻酔の効いた僕の口からマーライオンのごとく床に水をぶちまけた。

 

 

ごめんね、先生☆